漫画やドラマ、小説も一歩間違えればストーカー。
最近読んだ小説で、東野圭吾氏の「手紙」という作品があります。
これ、映画やドラマにもなったので、ご存じな方も多いかな??
簡単な内容を言うと、兄と弟の2人だけの家族。ある日突然訳あって兄が強盗殺人を起こして逮捕、それにより弟は何をしようとしても強盗殺人犯の弟という汚名のために色々なことを諦めざるを得ない人生を送る羽目になった。そんな事とはつゆ知らず、兄からの手紙が定期的に送られてくる。家族を持った弟は遂に兄との決別することに…。
といった感じで、最後は感動的な結末で幕を閉じる、といった話です。興味がある方は文庫も出ているので、読んでみるのはいかが?
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ちょっと話がそれそうになったけど、この小説の主人公「弟」に付きまとう女性が出てきます。
たまたま帰りのバスで一緒になったり、住んでいる場所に現れたり、仕事を変えても住まいを変えても現れたり、あの手この手で接触してくるんですよ。
最終的にはこの女性と主人公は結婚するわけですけど、
これって、ストーカーですよ!
主人公が警察に相談しに行ったら、この女性逮捕だと思うのね。
ストーカー規制法でいうところの、
- 待ち伏せ
- うろつき
- つきまとい
等といった行為に相当すると思われます。
漫画とかでも、好きなあの子の家の前まで来てピンポン押せずに帰るなんていうのを繰り返したり、友達とかと楽しそうに話している姿を遠くからカメラでパチリ、彼女の所だけ引き延ばして(今だと拡大だね)持ってたり、何度も断られても諦めずに交際を申し込むとか…。
青春だなぁ~。
でも、やっぱりストーカーですね…。
好きなのに諦めるのか!フラられてもアタックしろ!!なんて友達にぶん殴られた、なんていうのを真に受けて行動するのもストーカーになっちゃいますよね。
昔は「2度フッて3度目来たら考えるわ」なんて女性も結構いたと思うんですよ。
まぁ、お相手が嫌な思いをしていなければ成立しない犯罪なので、この場合は良いのですが、もし恐怖に感じていたら…。
有名な昔のヒット曲にも有るように、偶然を装い帰り道で待つの、なんてやってしまったらもうヤバいです。
「偶然」が続くと、それは「必然」になっちゃって、通報されて逮捕されちゃうかも。
そんなこと言っていたら恋愛なんて出来ないじゃないっ!!
そう思う貴方。気持ちは良ーく解ります。
仮に自分が力尽くではなく、真摯に接しているつもりでも、お相手が恐怖を感じて警察に相談すると、大変な事になりかねませんよ~。
残念ながら昔は罪にならら無かったかもしれないけれど、今は罪に問われる可能性があります。
だから皆さんお気を付けくださいね~。